【12月11日 AFP】ボクシング、IBF世界ヘビー級タイトルマッチは10日、英マンチェスター(Manchester)のマンチェスター・アリーナ(Manchester Arena)で行われ、王者アンソニー・ジョシュア(Anthony Joshua、英国)が挑戦者エリック・モリナ(Eric Molina、米国)から3回TKO勝ちを収め、2度目の王座防衛を果たした。

 ジョシュアは強烈なパンチでまたもやKO勝利を収め、来年のウラディミール・クリチコ(Wladimir Klitschko、ウクライナ)戦への道をならした。

 3回にモリナからダウンを奪い、同ラウンド2分2秒でレフェリーに試合を止めさせたジョシュアは、戦績を18勝無敗としてその全試合でKO勝ちを収めている。

 昨年、タイソン・フューリー(Tyson Fury、英国)に敗れて三つのタイトルを失ったクリチコは、リングサイドでこの試合を観戦していた。

 来年3月に41歳になるクリチコとジョシュアは、同4月29日に英ロンドン(London)のウェンブリー・スタジアム(Wembley Stadium)での対戦が見込まれている。

 リング上でジョシュアは、「忍耐強くやってきた。前に進んでいく。今の俺がどんなものか分かるだろう。クリチコはベルトを取り戻したがっている。勝つのは最強の男だ。俺は自分のことだけを心配して練習していくつもりだ」と語った。

 その後、プロモーターのエディー・ハーン(Eddie Hearn)氏がクリチコを伴いリングに上がり、ジョシュアの次戦はクリチコ戦になるだろうと明かした。

 クリチコは、「皆さんの求めているビッグマッチが決まった」と観客に対しコメントした。(c)AFP