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「怒ったまま寝るな」に科学的信ぴょう性、記憶実験で示唆

2016年11月30日 12:43 発信地:パリ/フランス

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「怒ったまま寝るな」に科学的信ぴょう性、記憶実験で示唆
寝室の風景(2010年10月29日撮影、資料写真)。(c)AFP/JEFF PACHOUD

【11月30日 AFP】熟睡によって、嫌な記憶が脳内で強化される可能性があるとの研究結果が29日、発表された。怒ったまま寝ることを戒める古い格言に、科学的な信ぴょう性を与える結果となっている。

 中国と米国の研究チームが英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズ(Nature Communications)に発表した研究論文によると、形成されたばかりの悪い記憶を保持したまま眠りに就くと、それが脳に深く刻み込まれ、後にその記憶を拭い去るのがより困難になるという。

 中国・北京師範大学(Beijing Normal University)で今回の研究を実施した論文の共著者、柳昀哲(Yunzhe Liu)氏は、AFPの取材に「昔から『怒ったまま寝るな』と言われているが、この忠告が一定、理にかなっていることを今回の研究は示唆している。床に就く前にまず、けんかの解決を勧めたい」と語る。

 柳氏らは睡眠が記憶に及ぼす影響を調べるために、男子学生73人を被験者として採用。2日間にわたり、特定の画像に好ましくない記憶を関連付ける訓練を行った。

 その後、被験者にその画像を再び見せ、好ましくない連想をよみがえらせるか、またはそれに逆らって記憶を呼び起こさないようにするか、どちらか一方の指示を出した。

 実験は2回行われ、1回は記憶の関連付けの訓練後30分後に、もう1回は被験者が一晩眠った後にそれぞれ実施した。実験中はずっと被験者の脳活動をスキャンして記録した。

 その結果、被験者らは、睡眠後に記憶を抑圧する方がはるかに難しいと感じることが分かった。また脳スキャンでは、好ましくない記憶が長期記憶に関連する脳の部位に保存されている可能性が高いことが判明した。


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