【11月20日 AFP】16-17スペイン1部リーグは19日、第12節の試合が行われ、レアル・マドリード(Real Madrid)はクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)のハットトリックでアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)とのダービーを3-0で制した。

 レアルは前半、ロナウドのFKが壁に当たってゴールに入るやや幸運な形で先制すると、後半26分にロナウドのPKで追加点。最後はギャレス・ベイル(Gareth Bale)の折り返しからロナウドがハットトリックとなるゴールを流し込んだ。

 レアルはこれで、アトレティコの本拠地ビセンテ・カルデロン(Vicente Calderon Stadium)での最後のダービーに勝利するとともに、アトレティコとのリーグ戦で3年ぶりの白星を挙げた。

 レアルはこれでアトレティコに勝ち点9差、リオネル・メッシ(Lionel Messi)とルイス・スアレス(Luis Suarez)を欠いて手痛い引き分けに終わったFCバルセロナ(FC Barcelona)に同4差をつけている。

 チームを率いるジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)監督は、「非常に難しい相手に対して、開始から素晴らしい試合ができた。この場所で3-0の勝利を収められるアウェーチームはそう多くない」と喜んだ。

 一方のアトレティコは、これでリーグ戦ここ4試合で3敗目を喫して5位に後退し、ビセンテ・カルデロン最終シーズンでの優勝はかなり厳しくなっている。

 ディエゴ・シメオネ(Diego Simeone)監督は、「何よりも、前半は向こうの方が良かった。後半開始からの20分はこちらもチャンスを作り、敵陣でプレーして試合を支配したが、その後にPKを取られて流れを失った」と完敗を認めた。(c)AFP/Kieran CANNING