【11月1日 AFP】メキシコの首都メキシコ市(Mexico City)近郊の幹線道路で10月31日、バス内で強盗を働いた4人が乗客の一人に撃ち殺される事件があった。4人の遺体は路上で警察によって発見された。メキシコ州(State of Mexico)の検察当局が発表した。

 検察が目撃者の証言を基に声明で述べているところによると、4人はサン・ペドロ・トゥルテペック(San Pedro Tultepec)付近でバスに乗り込み、乗客に銃口を突き付けて略奪した。しかし、バスを降りようとしたときに「乗客の一人が立ち上がり、発砲し始めた」という。

 その後、バスはメキシコ市に向かったが、強盗犯を撃った乗客はバスを降り、そのまま立ち去った。

 検察はこれに先立ち、ラ・マルケサ(La Marquesa)国立公園近くの幹線道路で銃弾を撃ち込まれた4人の遺体を発見したと発表していた。今回の声明では、捜査を通じて遺体のそばでバスのチケットが見つかったため、目撃者を捜し出せるとしている。(c)AFP