【10月28日 AFP】男子テニス、ガエル・モンフィス(Gael Monfils、フランス)が27日、自身初めてとなるATPワールドツアー・ファイナル(ATP World Tour Finals 2016)出場を確定した。

 世界ランキング上位8選手のみが出場できるツアー最終戦には、すでにノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)、アンディ・マレー(Andy Murray、英国)、スタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)、ミロス・ラオニッチ(Milos Raonic、カナダ)、錦織圭(Kei Nishikori)が名を連ねており、モンフィスは出場が決まった6人目のプレイヤーとなった。

 今季は、全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2016)でベスト8に進出し、幸先の良いスタートを切っていたモンフィスは、「キャリアで初めてATPファイナルに出場できることが決まり、とても気分が良いです。自分のベストのシーズンを締めくくるうえでも素晴らしいことです」と語った。

 モンフィスの同大会出場は、ともに出場権を争っていたドミニク・ティエム(Dominic Thiem、オーストリア)が、現在行われているエルステ・バンク・オープン(Erste Bank Open 2016)でヴィクトル・トロイキ(Viktor Troicki、セルビア)に敗れたことを受けて決定した。

 また、最終戦への出場権獲得をめぐっては、有力候補のダビド・ゴフィン(David Goffin、ベルギー)がスイス・インドア(Swiss Indoors Basel 2016)でファン・マルティン・デルポトロ(Juan Martin Del Potro、アルゼンチン)に敗北した一方、同大会でパブロ・カレーニョ・ブスタ(Pablo Carreno Busta、スペイン)を6-0、7-6(7-4)で破り、準々決勝進出を決めたマリン・チリッチ(Marin Cilic、クロアチア)が7人目の枠へ向けて、順調に勝ち進んでいる。

 ATPワールドツアー・ファイナルは、英ロンドン(London)で来月13日から20日に開催される。(c)AFP