【10月19日 AFP】アスマ・アサド(Asma al-Assad)シリア大統領夫人(41)がロシアのテレビ局のインタビューで、内戦状態にあるシリアから子どもたちを連れて国外に避難するようたびたび勧められたが、すべて断ってきたと明らかにした。インタビューはテレビ局、ロシア24(Russia 24)が18日に放送した。

 英国生まれのアスマ夫人が他国のメディアの取材に応じたのは、2011年に夫であるバッシャール・アサド(Bashar al-Assad)大統領の退陣を要求する騒乱がシリアで発生して以来、今回が初めて。

 アスマ夫人は次のように語った。「どこか他の所に行こうと考えたことは一度もありません。…もちろん、シリアを離れるというか、シリアから逃げるように言われたことはあります」

「それらの誘いは子どもたちの身の安全や保護を保証するとしていました。経済的な安定を約束してくれるものさえありました」

「ですが、このような話を勧めてくる人たちが何を考えているのか天才でなくても分かります。私や子どもたちが幸福に暮らせるようにと思っているのではなく、大統領に対する国民の信頼を意図的に損ねようとしているのです」

(c)AFP