【10月16日 AFP】(更新)米軍は15日、紅海(Red Sea)のイエメン沖で同軍の艦船3隻が同艦船に向けて発射されたとみられるミサイル数発を検知したと明らかにした。いずれも命中はせず死傷者などは出ていないという。イエメン沖では米軍とイエメンの反政府武装勢力「フーシ派(Huthi)」との間で緊張が高まっている。

 当局は先に、グリニッジ標準時(GMT)15日午後7時半(日本時間16日午前4時半)ごろに紅海で、ミサイル駆逐艦メイソン(USS Mason)、駆逐艦ニッツェ(USS Nitze)、輸送揚陸艦ポンセ(USS Ponce)に対し、何発かは不明だが、ミサイルの発射があったと述べていたが、後にこの発言を撤回した。

 米国防当局者は匿名を条件に「紅海の国際水域を移動していた米艦隊は、自身たちに向けられたミサイルとみられる脅威を検知し、適切な対抗手段を取った」と話しさらに、「この件に関して事後評価を実施中だ。現場海域に展開する米軍艦および艦船に被害は出ていない」と述べた。

 ある米軍関係者は、イエメン沖の国際水域を航行していた駆逐艦メイソンが、詳細は不明だが発射されたミサイルへに対抗手段を取ったと語っている。(c)AFP