【10月11日 AFP】16MLBは10日、プレーオフのア・リーグ地区シリーズ(5回戦制)が行われ、クリーブランド・インディアンス(Cleveland Indians)が4-3でボストン・レッドソックス(Boston Red Sox)を退け、リーグ優勝決定戦に進出。今季限りで引退を表明していたレッドソックスのデビッド・オーティス(David Ortiz)は、これが現役最後の試合になってしまった。

 レッドソックスが8回と9回に走者を得点圏に進めたのに対し、インディアンスは守護神のコーディー・アレン(Cody Allen)が抑えきり、シリーズをスイープで制した。

 古巣レッドソックスのドリュー・ポメランツ(Drew Pomeranz)から6回に2点本塁打を放った36歳のココ・クリスプ(Coco Crisp)は、「神経がすり減るほど緊張したけれど、この時期の試合はこういうものだ。これがプレーオフだね。俺たちが戦っている相手は世界最高のチームの一つで、決して諦めないということは分かっていた」とコメントした。

「彼(ポメランツ)の球は狙いよりも少し高めに浮いてしまい、俺は緩い球を狙っていた。それをうまく打てた」

 一方、その裏にオーティスの犠牲フライで2点差まで詰め寄ったレッドソックスは、8回にハンリー・ラミレス(Hanley Ramirez)の単打でムーキー・ベッツ(Mookie Betts)が生還し、なおも走者を二塁に置いていたが、イグザンダー・ボガーツ(Xander Bogaerts)が二塁ライナーに倒れてしまった。

 レッドソックスは9回にも、二死からジャッキー・ブラッドリー(Jackie Bradley)が右翼に単打を放ち、ダスティン・ペドロイア(Dustin Pedroia)が四球で出塁して逆転のチャンスをつかんだものの、代打のトラビス・ショー(Travis Shaw)がフライに倒れて力尽きた。

 1948年以降ワールドシリーズのタイトルから遠ざかっているインディアンスは、14日から始まるア・リーグ優勝決定シリーズ戦(7回戦制)でトロント・ブルージェイズ(Toronto Blue Jays)と対戦する。(c)AFP