【10月8日 AFP】元フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)の伝説的ドライバーであるミハエル・シューマッハ(Michael Schumacher)氏が所蔵する車のコレクションが、独ケルン(Cologne)に新設される博物館で一般公開されることになった。同氏のマネジャーを務めるザビーネ・ケーム(Sabine Kehm)氏が発表した。

 現在自宅で療養中のシューマッハ氏が、キャリア初期に乗っていたゴーカートやスポーツカーをはじめ、トロフィーや歴代最多記録となる通算7度の世界王者に輝いたF1マシンのレプリカなどが、2017年末に開館する予定のモーターワールド(Motorworld)センターに展示されることになった。

 2013年12月に仏アルプス(French Alps)でのスキー事故で頭部に重傷を負い、現在はスイスの自宅でリハビリを続けているシューマッハ氏の家族は、同氏の貴重なコレクションを初めてファンに楽しんでもらうことで、モーターワールドと合意した。

 ケーム氏は「ミハエルの家族は、関心を寄せてくれるファンの皆さんが、入場料を支払わずに見学できることを心から望んでいます」とすると、「これで見学者は思い出に浸り、再びあの素晴らしい時間をよみがえらせることでしょう」と述べた。

 この博物館は、ケルンから約50キロメートル南西に位置するシューマッハ氏の地元ケルペン(Kerpen)にも近い場所にある。(c)AFP