【10月10日 AFP】2018年サッカーW杯ロシア大会(2018 World Cup)欧州予選は9日、各地で行われ、今夏の欧州選手権(UEFA Euro 2016)でベスト4に入り、1958年のスウェーデン大会以来となるW杯出場を目指すグループDのウェールズは、ジョージアと1-1で引き分けた。

 4日前に行われた敵地でのオーストリア戦を2-2の引き分けで乗り切っていたウェールズだが、この日は前半に数多くあった好機を逃したことを悔やむ結果に終わり、予選突破へ手痛い引き分けとなってしまった。

 クリス・コールマン(Chris Coleman)監督が指揮を執るウェールズは、前半10分にギャレス・ベイル(Gareth Bale)のヘディングシュートで先制したが、後半12分にジョージアのトルニケ・オクリアシュヴィリ(Tornike Okriashvili)に同点ゴールを許し、試合を振り出しに戻された。

 終盤にジョージアのヴァレリ・カザイシュヴィリ(Valeri Kazaishvili)のシュートがクロスバーに阻まれていなければ、逆転負けを喫していた可能性もあり、コールマン監督はスカイ・スポーツ(Sky Sports)に対して、「ファンは勝ち点2を落としたと思うだろうが、後半の内容では最後に勝ち点1を拾ったという方が近い試合だった」とコメントしている。

「立ち上がりは素晴らしかったが、その後もやることをやらなくてはならない。われわれはそれができず、その報いを受けた。なんとか盛り返したが遅すぎたし、そのころには相手が勢いに乗っていた」

 グループDのそのほかの試合では、セルビアが3-2でオーストリアに競り勝ち、アイルランドが3-1でモルドバに快勝したため、3試合で勝ち点5のウェールズはグループ3位に後退している。セルビアが首位に浮上し、アイルランドが2位につけている。(c)AFP