【9月23日 AFP】サッカーアルゼンチン代表のエドガルド・バウサ(Edgardo Bauza)監督は22日、大黒柱のリオネル・メッシ(Lionel Messi)が来月行われる2018年W杯ロシア大会(2018 World Cup)南米予選のペルー戦とパラグアイ戦に出場できなくなったことを受け、同選手が所属するFCバルセロナ(FC Barcelona)に辛らつな批判を展開した。

 メッシは、1-1のドローに終わった21日のアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)戦で股関節を負傷し、今後3週間にわたって戦列から離脱することが決定。そうした事態を受け、バウサ監督の口からバルセロナへ非難の声が上がる形となった。

 メッシの欠場に関係なく、チームとして切り抜けると話すバウサ監督は、同国のフォックス・スポーツ(Fox Sports)に対して、「バルセロナはわれわれにメッシの面倒を見るようメッセージを送ってきたが、向こうは彼を保護しようとしない。彼は毎試合プレーしている」と苦言を呈する。

「われわれはメッシなしでこれまでも戦ってきた。(相手にとって)脅威を生み出す彼の存在はアドバンテージだ」

「監督の私、そしてチームとしては彼なしで試合を行うことは簡単ではない」

 現在、南米予選で首位のウルグアイから勝ち点1点差の3位につけるアルゼンチンは、来月6日にアウェーのリマ(Lima)でペルー戦を控え、同11日にはホームのコルドバ(Cordoba)でパラグアイを迎え撃つ。

 南米予選では上位4チームが自動的にW杯本大会の出場権を獲得する。(c)AFP