【9月15日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2016-17)は14日、グループリーグ第1節が各地で行われ、グループCのマンチェスター・シティ(Manchester City)はセルヒオ・アグエロ(Sergio Aguero)の3得点の活躍などで、ボルシア・メンヘングラッドバッハ(Borussia Moenchengladbach)に4-0で完勝した。

 前日の雷雨の影響で延期になったこの試合で、アグエロはシティの本拠地エティハド・スタジアム(Etihad Stadium)でステアウア・ブカレスト(Steaua Bucharest)とのプレーオフ第1戦につづく今季2度目のハットトリックを記録した。

 現在、イングランド内の公式戦で出場停止中のアグエロだが、この試合では前半で2ゴール、そして後半にもこの日3点目となる得点。さらにシティは、アグエロに代わって途中出場したケレチ・イヘアナチョ(Kelechi Iheanacho)がダメ押しとなる4点目を追加した。

 シティのジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督は、「われわれは自宅にいられたし、妻と寝ることができた」と冗談を飛ばし、試合の延期は選手に悪影響を与えなかったと明かした。

「シーズンの現段階では、この試合がもっとも重要だった。対戦相手やプレッシャーを考慮すれば、本当に素晴らしいプレーを見せることができたと思う」

 自身が以前監督を務めたスペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)とセルティック(Celtic)が同じグループに入り、グアルディオラ監督は選手たちに良いスタートを切ることが必須だと語っていた。

 昨季の欧州チャンピオンズリーグで準決勝に進出したシティの指揮官に就任後、戦績を7戦全勝としたグアルディオラ監督は、自身通算3度目となる大会制覇を狙っている。

 アンドレ・シューベルト(Andre Schubert)監督率いるメンヘングラッドバッハは、昨季のグループステージでもシティの前に屈しており、今回の黒星で対シティ戦3連敗となった。

 シューベルト監督は試合後、「勇気をもって、高いインテンシティーで前線から攻撃するなど、完ぺきな試合をする必要があったが、今日はそれをすることができなかった。シティのビルドアップを阻止できなかったし、ディフェンスの質も良くなかった」と振り返った。

 メンヘングラッドバッハは前日に予定されていた試合の中止が決定した後、敵地となった英マンチェスター(Manchester)に1日長く残らなくてはならなくなったサポーターの席に皮肉交じりの謝罪の手紙を置いていた。(c)AFP