【9月11日 AFP】ボクシング、WBC世界スーパーフライ級タイトルマッチは10日、米カリフォルニア(California)州ロサンゼルス(Los Angeles)のフォーラム(The Forum)で行われ、ローマン・ゴンサレス(Roman Gonzalez、ニカラグア)が判定の末3-0(117-111、116-112、115-113)で王者カルロス・クアドラス(Carlos Cuadras、メキシコ)を下し、4階級制覇を遂げた。

 29歳のゴンサレスは、ニカラグア出身のボクサーとしては初となる4階級制覇を果たし、自身のヒーローで師匠でもあるアレクシス・アルゲリョ(Alexis Arguello、ニカラグア)氏を追い抜いた。

 無敗ボクサー同士の見応えのある対戦で、最終ラウンドには両者がリング中央でパンチを繰り出す中、ゴンサレスはこれを乗り切り、戦績を46勝0敗とした。

 パウンド・フォー・パウンドで最強と目されるゴンサレスにとって思わぬ難敵となったクアドラスは、最終12回でもゴンサレスより体力を残している様子をみせた。しかし、階級を上げたゴンサレスにキャリア初の黒星を喫して戦績は35勝1分1敗となり、6度防衛した王座から陥落した。(c)AFP