【8月22日AFP】リオデジャネイロ五輪、バドミントン男子シングルスの銅メダリストで、世界ランキング4位のヴィクター・アクセルセン(Viktor Axelsen、デンマーク)は、2020年の東京五輪で金メダル獲得を目標に掲げている。

 アクセルセンは20日に行われた3位決定戦で、2008年北京五輪と2012年ロンドン五輪の金メダリスト、林丹(Dan Lin、リン・ダン、中国)に15-21、21-10、21-17で勝利。試合後には「厳しい練習に打ち込んできたのだから、言うまでもなく世界一幸せな気分だ」と語った。

 中国のスーパースターで32歳の林と、世界ランク1位で33歳のリー・チョンウェイ(Chong Wei Lee、マレーシア)は、4年後までには現役を退くことが濃厚とされている。22歳のアクセルセンは、今大会の金メダリストで世界2位のチェン龍(Long Chen、チェン・ロン、中国)より5歳も若く、東京五輪で金メダルを獲得する可能性は十分にある。

 男子シングルスの王座がアジアからデンマークに移る日は到来するのかと問われたアクセルセンは、「彼ら(林とリー)の動向を見てみよう。彼らの去就次第だと思う」と答えた。

「自分が最高レベルに到達するために今後も全力を尽くしていく。それで世界最高の選手の一人になれれば、それはうれしいことだ」

「もちろん金メダルが欲しい。でも、2020年の東京五輪までは時間がある。今はこの瞬間と、これからの大会を楽しんでいきたい」

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