【8月21日 AFP】英南西部バース(Bath)で、今年に入ってから切断された人間の足が相次いで見つかり、地元警察は全力を挙げて足の「持ち主」を追跡している。

 温泉で知られる観光都市バース周辺で最初に足が見つかったのは今年2月。以降、7月と今月にもそれぞれ1つずつ、これまでに計3つの足が発見された。 

 広範な捜査の結果、最初の足については医療機関、もしくは教育機関の展示物だった可能性が濃厚で、事件性はないとの結論に達した。残る2つの足については現在も調査中だが同様の結論になるとみられる。

 エイボン&サマセット警察(Avon and Somerset Police)のポール・カットン(Paul Catton)警部補は見つかった足について、犯罪との関連はないと確信していると語った。足は古い個人収集品だったとの見方が強いという。「足は3つとも全て動物と接触した痕跡がある。おそらく、元あったところから発見された場所へ移動されたのだろう」

 さらにカットン警部補は「足を教材として用いていた人物」が足を移動した可能性が高いとの見方を示し、これらの足について何らかの情報を知っている人物がいるはずだとして警察への連絡を呼び掛けた。「警察としてはこれ以上、市民が気味の悪い発見に遭遇してしまう事態は避けたい」(c)AFP