【8月17日 AFP】オーストリアの首都ウィーン(Vienna)にあるシェーンブルン(Schoenbrunn)動物園で、中国から貸与されているジャイアントパンダが自然妊娠を経て双子の赤ちゃんを出産した。絶滅危惧種であるパンダの雌の受精期間は年に数日しかなく、こうしたケースはまれ。同動物園が16日に明らかにした。

 シェーンブルン動物園が発表した声明によれば、雌のパンダ、ヤンヤン(Yang Yang、陽陽)が、体長約15センチ、毛のないピンク色の双子を産んだのは今月7日。

 24時間態勢で監視が行われているが、今のところ、2匹の赤ちゃんパンダの健康状態は良好だという。

 2匹が一般公開されるのは4か月後とみられている。(c)AFP