【8月17日 AFP】国際ウエイトリフティング連盟(IWF)が、ドーピングにより、ロシア、カザフスタン、ベラルーシの3か国にリオデジャネイロ五輪閉幕後1年間の資格停止処分を下すことが分かった。IWF会長が16日、AFPのインタビューで明かした。

 IWFのタマス・アヤン(Tamas Ajan)会長は、さらに数か国に対する処分を加えた上で、9月末または10月初頭に正式発表すると語った。

 重量挙げは長い間ドーピング問題に悩まされており、IWFは特に旧ソ連や冷戦期の東欧諸国の運動能力向上剤を使用する選手に対し、大規模な取り締まりを行ったことがある。

 従来の実力国であるロシアとブルガリアは、目立ったドーピング違反を繰り返したことで、IWFからリオ五輪出場禁止が言い渡されていた。

 IWFはカザフスタンとベラルーシに対しても出場禁止を求めていたが、国際オリンピック委員会(IOC)が2008年北京五輪と2012年ロンドン五輪の薬物検査で採取されたサンプルの再検査を、期間内に終わらせることができなかった。(c)AFP/Peter HUTCHISON