【8月15日 AFP】カナダのジャスティン・トルドー(Justin Trudeau)首相は14日、モントリオール(Montreal)で開催された「ゲイ・プライド(Gay Pride Parade)」のパレードに参加し、数千人の参加者とともに市内を行進した。同首相がこうしたパレードに参加するのは、今夏3回目となる。

 カラフルな山車やダンサー、ミュージシャンたちとともに市内を行進したトルドー首相は、沿道に詰めかけた大群衆から温かく迎えられ、さらなる人気の高まりも見受けられた。

 トルドー首相は7月、トロント(Toronto)で開催されたプライドパレードに現職のカナダ首相として初めて参加。続いて行われたバンクーバー(Vancouver)のパレードへの参加も果たしていた。

 モントリオールのイベントで同首相は、「(カナダは)開かれた、前向きな社会だ」とフランス語でスピーチし、「(これは)われわれが全世界に発信すべき一つの例」と述べた。

 主要7か国(G7)トップとしてゲイプライドパレードへの参加経験があるのは、トルドー首相のみだ。

 モントリオールのパレードには、トルドー首相とともにカナダの全政党の代表者らも参加した。

 トルドー政権は5月、人種や宗教、年齢、性別、性的指向などに基づいた差別を禁じるカナダ人権法に「性自認」の項目を追加する法案について明らかにしている。(c)AFP