【8月11日 AFP】米フロリダ(Florida)州西部沿岸のプンタゴーダ(Punta Gorda)で9日、殺傷力の高い武器を使うべきかどうかを警察官がどのように判断しているかについて市民に教える講座で、実演に参加した73歳の女性が警察官に銃で撃たれて死亡した。

 地元の警察当局によると、死亡したのは司書のメリー・ノールトンさん。「シチズン・ポリスアカデミー(Citizen Police Academy)」と呼ばれる2時間の講座にはノールトンさんを含め35人が参加していた。

 ノールトンさんは参加者の中から無作為に選ばれ、警察官が演じる「悪者」に対して、殺傷力の高い武器を使うべきかどうかを判断しなければならない実演に参加していた。

 ところが、悪役を務めた警察官が持っていた銃には実弾が込められており、撃たれたノールトンさんは病院に搬送されたが、死亡した。

 誤射した警察官は、事故の調査中は休職処分になっている。(c)AFP