【8月7日 AFP】ブラジル・リオデジャネイロ五輪が開幕した5日、五輪会場付近で2件の路上強盗事件があり、容疑者の男を含めて2人が射殺された。

 リオデジャネイロ(Rio de Janeiro)警察が6日、明らかにしたところによると、開会式が行われたマラカナン・スタジアム(Maracana Stadium)付近で男が複数の人たちを襲い強奪行為をはたらいていたため警察が制止しようと試み、他地域からリオに応援派遣されていた軍警察官が男を射殺した。

 また、この数時間前にも、大勢の観光客が集まる再開発港湾地区の「五輪大通り(Olympic Boulevard)」の主要出入口を車で通りかかった女性(51)が武装した3人の路上強盗に襲われ、逃げようとしたが頭を撃たれて死亡したという。

 五輪期間中は大会の安全確保のため、兵士と警官8万5000人という、かつてない規模の警備態勢が敷かれている。(c)AFP