【8月7日 AFP】リオデジャネイロ五輪は6日、テニスの男子シングルス1回戦が行われ、ダニエル太郎(Taro Daniel)は6-4、6-4のストレートで第14シードのジャック・ソック(Jack Sock、米国)を撃破し、大金星で2回戦に進出した。

 ダニエルは2回戦でカイル・エドモンド(Kyle Edmund、英国)と対戦する。

 米国人の父と日本人の母の間に米ニューヨーク(New York)で生まれ、現在はスペイン・バレンシア(Valencia)を拠点するダニエルは、今日の勝利をこれまでのキャリアの中でもベストの試合の一つだとしている。

 ポイントを稼ぐために欧州で行われるチャレンジャー大会に出場するのではなく、五輪に出場する決断が正しかったとするダニエルは「僕はまだ比較的若いから、今後のキャリアにおいて有利になることを優先したかったんだ」と語った。

「ポイントを稼ぐことを急いではいけないんだ。少し年齢を重ねた選手が、全米オープン(The US Open Tennis Championships 2016)に向けて体力を温存するために五輪を欠場するのは理解できるけどね」

「もっとポイントを獲得するために欧州に残ることもできたけれど、(五輪で)信じられない経験ができているし、自分がもっと大きいものの一部になれているように感じているんだ」

(c)AFP