【8月5日 AFP】米カリフォルニア州公衆衛生省(CDPH)は4日、ジカウイルスに感染した妊婦2人が小頭症の新生児を出産したことを明らかにした。カリフォルニア(California)州では初めての事例となる。

 CDPHによると、小頭症の新生児を出産した女性2人はジカウイルスの流行国で年内に感染したという。母親らの出身地は公表していない。

 カリフォルニア州は、7月29日時点での州内における渡航関連ジカウイルス感染の事例を22郡の114件と発表していた。

 現在のところジカ熱の治療薬はないが、米科学誌サイエンス(Science)に掲載された研究論文によると、米国で開発中のジカ熱ワクチン3種類がサルを使った実験で効果が確認されたという。さらに米国とカナダでもそれぞれDNAワクチンが臨床試験の段階にある。(c)AFP