【8月4日 AFP】英マンチェスター(Manchester)で3日、ウェイン・ルーニー(Wayne Rooney)のプロキャリアをたたえる親善試合が開催され、同選手が所属するマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)とその古巣エバートン(Everton)が対戦した。

 ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督が合計で22人の選手を起用するなど、試合はまさにプレシーズンという弛緩した空気のなかで行われたが、それでもルーニーにとっては忘れられない一戦となり、オールド・トラフォード(Old Trafford)の観客はルーニーがボールに触るたびに敬意を表した。

 ルーニーは、500万ポンド(約6億7000万円)と報じられている試合の収益を、慈善事業に寄付することを予定している。結果は0-0の引き分けに終わった。

 2004年からユナイテッドでプレーするルーニーは、30歳となる現在はクラブと代表で主将を務めている。代理人のポール・ストレットフォード(Paul Stretford)氏はこの機会に、ルーニーが2019年で切れるクラブとの契約を延長し、キャリアをユナイテッドで終えたいという考えを持っていることを明かした。

「ウェインはすでに、現行の契約をまっとうする意向を公にしている。マン・ユナイテッドがその後の残留希望を明確にするのであれば、われわれとしてはすぐにでも交渉の席に着き、それを実現させたいと思っている」

 またこの試合は、モウリーニョ監督のオールド・トラフォードでのユナイテッド初采配、ズラタン・イブラヒモビッチ(Zlatan Ibrahimovic)の本拠地デビューの機会でもあり、観客は初めてユナイテッドのユニホームをまとって本拠地に登場したイブラヒモビッチに沸いた。

 ユナイテッドは6日に、イングランド・プレミアリーグ王者レスター・シティ(Leicester City)とのFAコミュニティーシールド(FA Community Shield 2016)を控えている。(c)AFP