【7月30日 AFP】テニス、ロジャーズ・カップ(Rogers Cup 2016)は29日、男子シングルス準々決勝が行われ、大会第2シードのスタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)は6-1、 6-3でケビン・アンダーソン(Kevin Anderson、南アフリカ)に勝利し、自身初となる同大会準決勝に駒を進めた。

 ワウリンカは準決勝で第3シードの錦織圭(Kei Nishikori)と対戦する。錦織は同日の試合で元世界ランクトップ10のグリゴール・ディミトロフ(Grigor Dimitrov、ブルガリア)と対戦し、4度のブレークを記録するなど6-3、3-6、6-2で勝利した。

 四大大会(グランドスラム)通算2勝を誇り、今大会で今季4勝目を目指すワウリンカは、完璧な流れで第1セットを先取すると、アンダーソンのエースを計6本に抑え、試合を73分で終わらせた。

「とても良い試合だった。第1ゲームから良いスタートを切れた」と振り返ったワウリンカは、「今年一番の試合だね。準備もできていたし、積極的によく動けていた。落ち着いていたし、サーブも好調だった」と語った。

 一方、敗れた世界ランク34位のアンダーソンは、ATPワールドツアー・マスターズ1000(ATP World Tour Masters 1000)大会では一度も準決勝に進出したことがなく、これまでベスト4入りに7度挑戦するもすべて敗れている。(c)AFP