【7月30日 AFP】マクラーレン・ホンダ(McLaren-Honda)のジェンソン・バトン(Jenson Button)は29日、F1第12戦ドイツGP(German Grand Prix 2016)で目にカーボンブレーキの破片が混入する事態に見舞われたものの、病院で無事に取り除き、レースを続行できることになった。

 2回目のフリー走行中に目が「ひどく痛む」を訴えたバトンは、ホッケンハイムリンク(Hockenheimring)の医療センターに向かうと、独南部マンハイム(Mannheim)の病院に移され、破片を除去した。

 バトンは「もう大丈夫だ。目にカーボンの破片か何か異物が混入し、取り除かなければならなかった」と報道陣に説明すると、「以前もブレーキからカーボンの破片が入ったことがある。目にほこりが入ったというよりも、もう少し深刻な状況だった」と明かした。

「ここでは詳しく調べる設備がなかったので、病院で適切な検査を受けた。すると異物が見つかり、洗い流して大丈夫になった。とても痛かったので、早めに走行を切り上げたんだ」

 バトンはこの日のフリー走行で、トップタイムをたたき出したメルセデスAMG(Mercedes AMG)のニコ・ロズベルグ(Nico Rosberg)から1.473秒遅れの8番手だったものの、10位に終わったチームメートのフェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)より0.138秒速いタイムを記録しており、「目のことは除いて、セッションは良かった」とコメントした。(c)AFP