【7月28日 AFP】国際ウエイトリフティング連盟(IWF)は27日、ロシア選手3人を含む2012年ロンドン五輪のメダリスト6人など、計11人が検体のドーピング再検査により陽性となったことを発表した。11人には暫定的な出場停止処分が科された。

 出場停止となった11人のうち、アレクサンドル・イワノフ(Alexandr Ivanov)、ナタリヤ・ザボロトナヤ(Nataliya Zabolotnaya)、スベトラーナ・ツァルケーワ(Svetlana Tzarukaeva)というロシアのロンドン五輪銀メダリスト3人は、今回初めて名前が挙がった。

 また、同五輪で銅を獲得したイリーナ・クレシャ(Iryna Kulesha、ベラルーシ)、フリプシメ・フルシュジャン(Hripsime Khurshudyan、アルメニア)、クリスティーナ・イオヴ(Cristina Iovu、モルドバ)の違反も明らかになっている。

 計11人についてIWFは声明で、「反ドーピング規則への違反があった疑いで、暫定的な出場禁止処分を科す」と発表した。

 過去の発表と合わせると、これでロンドン五輪の同競技のメダリストのうち、13人が薬物違反を犯していたことになる。内訳は金メダル4個、銀メダル4個、銅メダル5個。2008年の北京五輪についても、金メダル1個、銀メダル2個、銅メダル2個の計5個についてメダリストのドーピング違反が報告されており、違反者の数はさらに増える可能性もある。

 国際オリンピック委員会(IOC)は前週、北京大会とロンドン大会のサンプルの再検査を行い、45人の違反が新たに判明したと発表していた。今回IWFから出場停止を科された選手も、そのなかに含まれている。

 リオデジャネイロ五輪でのクリーンな競技の実施へ向けて、すでにIWFは度重なる薬物違反があったとして、6月にブルガリア代表チームのリオ五輪出場を禁止しており、ロシア、カザフスタン、ベラルーシに対しては、違反が繰り返された場合は同様の処分を科すと警告している。

 そのほか、北朝鮮、ルーマニア、アゼルバイジャン、ウズベキスタン、モルドバに対しては、リオ五輪の出場枠削減の処分が科されている。(c)AFP