【7月28日 AFP】指揮官に食事を厳しく管理されているという言葉が選手から聞かれたマンチェスター・シティ(Manchester City)のジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)新監督だが、本人は強権的な手法を否定している。

 発端は、DFガエル・クリシー(Gael Clichy)が英紙ガーディアン(Guardian)に対して、グアルディオラ監督からジャンクフードを禁止され、さらに体重オーバーの選手が練習から外されたと明かしたことだった。

 グアルディオラ監督が大々的に就任して以来、シティの新政権には大きな注目が集まっている。そのなかでの告白ということで、そのほかの英メディアも、グアルディオラ監督が早くも自らの法を施行し始めたと報じている。

 クリシーは、「体には十分に気を使えという監督は珍しくない。だけど彼の場合は、体重が多すぎたらチーム練習に帯同させてもらえない。そこが大事だという話はよく聞くけど、本当に実行する監督に会ったのは初めてだった」と話している。

「だから、まだチーム練習に合流できてない選手が何人かいる。ジュースやピザは消え、こってりした食べ物はどれも禁止になった」

 しかし監督本人は、選手の徹底管理を否定している。親善試合が行われる中国南部の都市、深セン(Shenzhen)で記者会見に臨んだグアルディオラ監督は、「栄養士がボスだ。私はシェフではない。選手の食事を決めるのは彼だ」と話した。

 太り気味で戻ってきた選手がいるという話についても、「違う。体重オーバーではない。状態を上げてほしいだけだ。重要なのはそこだ。選手たちには完璧な状態になってもらわなくてはならない」と話している。