【7月27日 AFP】国際移住機関(IOM)は26日、欧州を目指す途中に地中海(Mediterranean Sea)で死亡した移民や難民が、今年これまでに3000人を超えたことを明らかにした。

 2015年は7月末までに地中海で死亡した移民・難民は1917人で、今年の死者数は「著しく増加した」と、IOMは声明で述べた。

 原因の1つは、数百人が乗った大型船の転覆事故が相次いで発生したためだ。以前は定員100人ほどのボートが主流だった。

 一方、危険を冒して欧州に到着した移民・難民は今年に入ってから25万人近くに上り、昨年同時期に比べてわずかに増加した。内戦が続くシリアからの人々が最も多く、アフガニスタン、イラクと続く。(c)AFP