米カリフォルニア州南部の山火事、勢い止まらず住民避難
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【7月25日 AFP】米カリフォルニア(California)州南部で、22日にサンタクラリタ(Santa Clarita)の山あいで発生した山火事が急速に燃え広がり、地元当局によると24日までに2万エーカー(約8100万平方メートル)が焼失した。
サンタクラリタはロサンゼルス(Los Angeles)市中心から北へ55キロメートルほどの距離にあり、ロサンゼルス北方の住民は避難を余儀なくされている。
全米森林火災協議会(National Wildfire Coordinating Group、NWCG)によると、これまでに鎮火できたのは10%ほどだという。山火事は近郊の地名をとって「サンドファイア(砂の炎)」と名付けられた。
地元メディアはサンタクラリタで1人の遺体が発見されたと伝えているが、死因が山火事によるものなのかは不明だ。
米紙ロサンゼルス・タイムズ(Los Angeles Times)は地元消防の話として、山火事は近郊のサンドキャニオン(Sand Canyon)など人口の多い地域に迫る勢いで燃え続けており、少なくとも1500世帯に危険が及ぶ可能性があると報じた。(c)AFP