【7月20日 AFP】けがからの復活を目指している男子ゴルフのタイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)が19日、全米プロゴルフ選手権(2016 PGA Championship)の出場を辞退することが明らかになった。これにより、ウッズは今年の4大メジャー大会をすべて欠場することが確定した。

 元世界ランク1位のウッズは、問題を抱えていた腰の手術により昨年8月から大会に出場しておらず、同ランクは現在628位にまで後退している。

 米国男子ツアー(US PGA Tour)は声明で、「われわれはタイガーの代理人マーク・スタインバーグ(Mark Steinberg)氏と連絡を取り、彼は全米プロゴルフ選手権で通算4度の優勝を誇るウッズが、バルタスロールGC(Baltusrol Golf Club)で開催される全米プロゴルフ選手権に参戦できないと伝えてきた」と発表している。

 メジャー通算14勝ながらも、2008年の全米オープン選手権(2008 US Open Championship)を最後にメジャータイトルから見放されているウッズは、28日から31日にかけてニュージャージー(New Jersey)州のスプリングフィールド(Springfield)で開催される今季メジャー最終戦の出場リスト112人に当初は名を連ねていたが、ウッズは先月、今季中の復帰が難しいかもしれないと明かし、大会出場が不透明な状況になっていた。

 ツアー通算79勝を誇り、通算勝利数で歴代1位のサム・スニード(Sam Snead)氏にあと3勝に迫っている40歳のウッズは、メジャーではジャック・ニクラス(Jack Nicklaus)氏が持つ最多勝利記録の18勝にあと4勝としている。(c)AFP