熱帯低気圧の被害で6人死亡、8人行方不明 中国
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【7月11日 AFP】台湾に大きな被害をもたらした台風1号(アジア名:ニパルタック、Nepartak)から変わった熱帯低気圧により、中国本土ではこれまでに6人が死亡し、少なくとも8人が行方不明になっている。国営メディアが報じた。
台風1号は勢力を弱め、9日に熱帯性低気圧になったものの、福建(Fujian)省で土砂災害が発生するなど、壊滅的な被害をもたらしている。
国営の新華社(Xinhua)通信が伝えた当局関係者の情報によれば、10日午後までに中国本土の10都市で、計20万人以上が一時避難し、約1900棟の家屋が破壊された。直接的な経済損失は推定8億6000万人民元(約131億円)に上るという。
また、中国共産党の機関紙・人民日報(People's Daily)系の英字紙・環球時報(Global Times)による11日付の報道によれば、福建省では数十万世帯が停電の被害を受けた他、5つの空港が閉鎖され、高速列車も多数運休している。(c)AFP