【7月4日 AFP】ドイツサッカー連盟(DFB)は3日、マリオ・ゴメス(Mario Gomez)が負傷のため残りの欧州選手権2016(UEFA Euro 2016)を欠場すると発表。さらにはサミ・ケディラ(Sami Khedira)とバスティアン・シュバインシュタイガー(Bastian Schweinsteiger)も準決勝の出場は「厳しい」との見解を示した。

 DFBの発表によると、ゴメスは準々決勝のイタリア戦で大腿(だいたい)筋を負傷したと診断され、残りの試合でチームに貢献することは不可能になったとしている。

 ドイツはそのほかにもケディラが内転筋を負傷し、シュバインシュタイガーは膝を負傷しており、DFBは声明の中で「シュバインシュタイガーとケディラが7日の準決勝、さらに10日の決勝に出場できるかどうかは今のところ不透明です」とコメントしている。

 ドイツのヨアヒム・レーブ(Joachim Loew)監督は、ゴメスの代わりとしてイタリア戦では出場機会がなかったマリオ・ゲッツェ(Mario Goetze)を起用できるが、その一方でケディラとシュバインシュタイガーが7日の試合に間に合わなければ、2人の代役探しは難しいとみられている。

 トニ・クロース(Toni Kroos)と中盤でコンビを組む選手として、イタリア戦にウイングで出場したヨシュア・キミッヒ(Joshua Kimmich)を起用することも考えられるが、故障者がさらに増えた場合に備え、20歳のユリアン・バイグル(Julian Weigl)を抜てきする可能性もある。

 ドイツではまた、2日に行われたイタリア戦でイエローカードを受けたマッツ・フンメルス(Mats Hummels)が、累積警告により準決勝は出場停止になることが確定している。(c)AFP