【7月4日 AFP】フランスで先月10日にサッカー欧州選手権2016(UEFA Euro 2016)が開幕して以来、サッカー絡みで身柄を拘束された人が1000人を超え、34人が国外追放処分となったことが分かった。ベルナール・カズヌーブ(Bernard Cazeneuve)内相が4日付の地元紙ラ・プロバンス(La Provence)に掲載されたインタビューで明らかにした。

 拘束者のうち600人に勾留請求が出され、56人に有罪判決が下された。

 大会2日目の先月11日に南部マルセイユ(Marseille)で起きたイングランドとロシアのサポーター同士による乱闘騒ぎでは、少なくとも23人のロシア人が国外追放された。

 仏当局は治安部隊や民間の警備員ら計およそ9万人を動員してサッカー欧州選手権に臨んでいる。大会の日程は7月10日まで。(c)AFP