【7月3日 AFP】2010年の全仏オープンテニス(French Open 2010)女王のフランチェスカ・スキアボーネ(Francesca Schiavone、イタリア)が2日、リオデジャネイロ五輪出場を辞退すると明かした。リオ五輪のテニスは、有力選手の出場辞退が相次いでいる。

 世界ランク111位で36歳のスキアボーネは、「個人的なプロジェクト」に集中するため五輪出場を辞退すると自身のフェイスブック(Facebook)で明かしている。

「ここウィンブルドン(Wimbledon)で五輪にワイルドカードで出場できるという連絡があった。うれしいニュースだった」

「でも、人生のこういう段階なのでこれを辞退することにした。私は個人的なプロジェクトに集中したいし、それを優先する必要がある。だからリオデジャネイロ(Rio de Janeiro)には行かない」

「難しい選択だけれど、これまで3度の五輪で(イタリア代表として)青いジャージーを着たのは私の誇りです」

 リオ五輪では、男子テニスですでに米国のジョン・イズナー(John Isner)、オーストリアのドミニク・ティエム(Dominic Thiem)、オーストラリアのバーナード・トミック(Bernard Tomic)とニック・キリオス(Nick Kyrgios)、スペインのフェリシアーノ・ロペス(Feliciano Lopez)ら、数々の有力選手が様々な理由で不出場を選択する事態に陥っている。

 なお、スペインのラファエル・ナダル(Rafael Nadal)は、国際テニス連盟(ITF)への上訴の結果が出るまで、出場は確定しない。(c)AFP