【6月27日 AFP】世界ロードレース選手権(WGP 2016)第8戦のオランダGPは26日、 MotoGPクラスの決勝が行われ、エストレージャ・ガルシア0,0(Estrella Galicia 0,0)のジャック・ミラー(Jack Miller、オーストラリア)が悪天候で大荒れとなったレースを制した。

 ホンダ・マークVDS(Honda Marc VDS)を駆る21歳のミラーは、レプソル・ホンダ(Repsol Honda)のマルク・マルケス(Marc Marquez、スペイン)を2位、オクト・プラマック・ヤクニック(OCTO Pramac Yakhnich)のスコット・レディング(Scott Redding、英国)を3位に抑え、最高峰クラスで初勝利を飾った。

 レースは曇り空でスタートしたものの、やがて激しい雨が降り始め、TT・サーキット・アッセン(TT Circuit Assen)は残り12周で赤旗が振られた。

 レースが中断されるまでトップ争いをしていたのは、ドゥカティ(Ducati Team)のアンドレア・ドビツィオーゾ(Andrea Dovizioso、イタリア)、オクト・プラマック・ヤクニックのダニロ・ペトルッチ (Danilo Petrucci、イタリア)、モビスター・ヤマハ(Movistar Yamaha)のバレンティーノ・ロッシ(Valentino Rossi、イタリア)だった。

 しかし、強い雨が小康状態になると、ロッシら上位のライダーたちがトリッキーなコンディションの中で転倒し、リタイアしてしまった。

 総合争いで首位に立つマルケスは、雨のレースでライバル勢が脱落する中、モビスター・ヤマハ(Movistar Yamaha)のホルヘ・ロレンソ(Jorge Lorenzo、スペイン)との差を24ポイントに広げている。(c)AFP