【6月24日 AFP】米プロバスケットボール協会(NBA)、クリーブランド・キャバリアーズ(Cleveland Cavaliers)のレブロン・ジェームズ(LeBron James)が、リオデジャネイロ五輪に出場する米国代表メンバーを辞退したことが明らかになった。キャバリアーズが本拠地を置く米クリーブランド(Cleveland)の地元メディアが伝えている。

 ニューヨーク・ニックス(New York Knicks)のカーメロ・アンソニー(Carmelo Anthony)、オクラホマシティ・サンダー(Oklahoma City Thunder)のケビン・デュラント(Kevin Durant)らが、3大会連続金メダル獲得を目指す米国代表入りの意向を示すなか、ジェームズはリオ五輪欠場を表明したタレントに加わることになった。

 現在31歳のジェームズは、米国代表として2008年の北京五輪と2012年のロンドン五輪で金メダル、2004年のアテネ五輪と2006年のFIBAバスケットボール世界選手権(World Basketball Championships)で銅メダルを獲得している。

 NBAファイナルで史上まれにみる逆転劇を成し遂げ、ゴールデンステイト・ウォリアーズ(Golden State Warriors)から王座を奪ったキャバリアーズをけん引したジェームスだが、6年連続でファイナルに出場した疲労が蓄積しており、地元メディアによると、ジェームズはUSAバスケットボールのジェリー・コランジェロ(Jerry Colangelo)会長とマイク・シャセフスキー(Mike Krzyzewski)ヘッドコーチ(HC)に対し、「8月は休養に充てたい」と伝えたとされている。

 一方、ジェームズのチームメートで、同じく米国代表入りを保留していたチームメートのカイリー・アービング(Kyrie Irving)は態度を明らかにしていない。

 同じ23日にはポートランド・トレイルブレイザーズ(Portland Trail Blazers)のダミアン・リラード(Damian Lillard)が足底筋膜炎のリハビリのため欠場を表明したほか、ユタ・ジャズ(Utah Jazz)のゴードン・ヘイワード(Gordon Hayward)、サンアントニオ・スパーズ(San Antonio Spurs)のカウィ・レナード(Kawhi Leonard)も辞退する意向を示した。

 レナードは「とても難しい決断だった。チームの構想に入るのは名誉なことだし、いつか代表入りのチャンスが訪れることを願っている」とコメントし、ヘイワードは「家庭の事情で候補から外してもらった。妻のロビンとの間に8月に第2子が生まれるんだ」と語っている。