【6月18日 AFP】リオデジャネイロ五輪の開幕を控えたブラジルの情報庁は17日、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」に関連したポルトガル語によるメッセージが、インターネット上でやり取りされているのを確認したと発表した。

 ブラジルではこれまでイスラム過激派の影響はあまりないと考えられていたが、発表を受け、国内にIS同調者がいる可能性をめぐり、安全上の懸念が広がっている。

 ブラジル情報庁によれば、インスタントメッセージ・アプリ「テレグラム(Telegram)」である集団の存在を確認。過激派のイデオロギーに関連した内容のメッセージがポルトガル語に翻訳され、同アプリに載っていたという。

 集団の存在を最初に確認したのは、米テロ組織監視団体「SITEインテリジェンス・グループ(SITE Intelligence Group)」で、同団体は、ISとつながりのある人物たちがこの集団を通じて、ポルトガル語でメッセージを拡散しているとみられると警告している。(c)AFP