【6月10日 AFP】ペルー大統領選の決選投票は、全ての開票が終わり、ペドロ・パブロ・クチンスキ(Pedro Pablo Kuczynski)氏が過半数の票を獲得した。選挙管理当局が9日、発表した。正式な勝者は疑問票の審査後に発表されるが、世論調査各社は、対立候補のケイコ・フジモリ(Keiko Fujimori)氏の勝利は実質不可能だと伝えている。

 投票から4日、全ての開票作業がようやく終わった。選管の発表によると、得票率はクチンスキ氏が50.12%、アルベルト・フジモリ(Alberto Fujimori)元大統領の長女ケイコ・フジモリ氏は49.88%だった。

 ただ、あまりの僅差であることから、最終発表の前に、汚れや不適切な書き込みなどで疑問票とされた0.2%の票の審査が、選挙裁判所によって行われる。(c)AFP/Sébastien BLANC