【5月31日 AFP】南米アルゼンチンの当局は30日、先週末に遺体で見つかった12歳の少女は、交流サイト(SNS)のフェイスブック(Facebook)で知り合った男に殺害されたことが判明したと発表した。容疑者はフェイスブック上で、被害者と同じ年齢の少女を装っていたという。

 警察は28日深夜の捜索で、同国北部の港町バイア・ブランカ(Bahia Blanca)にあるホナタン・ルナ(Jonathan Luna)容疑者(26)の自宅から、35日間にわたって行方不明となっていたミカエラ・オルテガ(Micaela Ortega)さん(12)の遺体を発見した。

 検察によると、犯行を自供して遺体のある場所へ警察を案内したルナ容疑者は、フェイスブック上に少女を装った偽のアカウントを作り、「友達」となったオルテガさんを信用させ、性的暴行の目的で自宅に誘ったことを認めている。容疑者は4月23日に「友達のところへ連れて行く」として、オルテガさんが両親と住む自宅に車で迎えに行った。

 警察によればオルテガさんの遺体は、両手を縛られ両足は交差した状態だった。また、服は家を出たときと同じだったという。

 ルナ容疑者は最近、加重強盗で服役しており、一時帰宅を許可された際に逃走していた。フェイスブック上に偽のアカウントを複数作っていたことも明らかになっている。(c)AFP