【5月26日 AFP】スイス北部バーゼルラント準州(Basel-Landschaft)の中学校が、異性の教員との握手を拒否するイスラム教徒の生徒に握手の免除を認め、国内で波紋を呼んでいた問題で、地元教育当局は25日、宗教を理由に教員との握手を拒否することはできないとの判断を下した。

 地元教育当局は声明で「教員には握手を要求する権利がある」と述べ、握手を拒否した生徒の保護者に対して最高5000スイスフラン(約55万円)の罰金を言い渡すことができるとの判断を示した。

 先月、ある中学校に通う14歳と15歳のシリア人の兄弟が、女性の教員との握手は信仰に反すると苦情を申し立て、学校側が2人の握手を免除したことが明らかになり、国内で大きな騒動に発展していた。

 2人は、イスラム教では家族などの例外を除いて異性の体に触れることを認めていないと主張。学校側は2人に対し、女性教員への差別にならないよう、性別を問わず全ての教員との握手の免除を認めていた。(c)AFP/Nina LARSON