■日本勢4番手も期待大

 現在世界ランク101位の大坂は、土居美咲(Misaki Doi)、日比野菜緒(Nao Hibino)、奈良くるみ(Kurumi Nara)に次ぐ日本勢の4番手だが、4選手の中で唯一、グランドスラム2大会連続で3回戦に勝ち進んだ選手でもある。

 身長180センチの大坂は、1月の全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2016)でも3回戦に駒を進め、元女王のビクトリア・アザレンカ(Victoria Azarenka、ベラルーシ)と対戦する快挙を達成した。

 残念ながら全仏オープンでは、あこがれのセレーナと決勝まで当たらないドローを引き当てている。

 大坂はこれについて、「本当は会いたかったけど、仕方ない。自分の試合を勝っていけばいいんだと思いました」とコメントした。

「セレーナを見る機会はそう多くありません。それが良いことなのか悪いことなのか分かりませんが。会ったら気が動転してしまうので」

 4月には自己最高の世界ランク92位に到達した大坂。次の目標は、トップ75に名を連ねることだ。

 しかし、その道のりも簡単ではない。27日の3回戦では、第6シードのシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)と対戦することが決まっている。

 強豪との試合を前に、大坂は「テレビで見るような選手との試合です。全豪オープンと同じく、3回戦ではすごい選手と対戦できるので、楽しみたいです」と話している。(c)AFP/Dave JAMES