【5月18日 AFP】マスターズ・トーナメント(The Masters Tournament 2016)覇者のダニー・ウィレット(Danny Willett、イングランド)と、シェーン・ローリー(Shane Lowry、アイルランド)は、米プロゴルフ協会(PGA)が何らかのスロープレー対策を打ち出すべきだと主張している。

 ザ・プレーヤーズ選手権(The Players Championship 2016)で完全優勝を果たしたジェイソン・デイ(Jason Day、オーストラリア)が、3日目のラウンドに6時間近くをかけたことを受け、ウィレットは、不当なプレー遅延がどのようなものかを、ルールに明記すべきだと考えている。

 米国では、2013年のマスターズ・トーナメント(The Masters Tournament 2013)で、当時14歳の関天朗(Tianlang Guan、中国)が1打罰を科されたのを最後に、スロープレーによる罰則は記録されていない。

 ロイヤル・アンド・エンシェント・ゴルフ・クラブ(R&A)がプレーペースに関するマニュアルを発行した17日、ウィレットはこれに同調するように、PGAツアーは「1打にどれくらいの時間をかけるのか、明記する必要が出てくるかもしれない」とコメントした。

「誰だってラウンドに6時間もかけたくはないだろうが、賞金や、世界ランキングに関わるポイントなど、さまざまな理由がある」

「その15、20秒をかけるかどうかが、ショットの良しあしに関わることもある」

「罰金やペナルティーを科す価値があるのかどうか? それは分からない、難しい質問だ」