【5月15日 AFP】15-16スペイン1部リーグは14日、第38節の試合が行われ、クリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)が2得点を記録したレアル・マドリード(Real Madrid)は、デポルティボ・ラ・コルーニャ(Deportivo La Coruna)を2-0で破り、連勝を12に伸ばしたが、FCバルセロナ(FC Barcelona)にわずか勝ち点1差で届かず、リーグ優勝を逃した。

 3月の時点で勝ち点12差をつけられながらも、最終的にはバルセロナを脅かし、シーズンを2位で終えたレアルのジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)監督は、「選手たちとわれわれが成し遂げたことを誇りに思う。決してあきらめなかったし、最後まで戦った」とコメントし、チームをたたえた。

 世界年間最優秀選手「FIFAバロンドール(FIFA Ballon d'Or)」に3度選出された実績を持つロナウドは前半7分、カリム・ベンゼマ(Karim Benzema)のお膳立てから先制点を奪うと、このゴールで6年連続シーズン50得点を記録した。

 そして前半28分、ロナウドのヘディングシュートがデポルティボのペドロ・モスケラ(Pedro Mosquera)に当たり、これがGKスティペ・プレティコサ(Stipe Pletikosa)の意表を突く形となってレアルが追加点を挙げた。

 その後も決定的な場面を作りながらも、ポストとクロスバーに嫌われたロナウドは、アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)との欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2015-16)決勝を見据え、前半だけでベンチに退いている。

 一方、アトレティコは後半にフェルナンド・トーレス(Fernando Torres)とアントワーヌ・グリーズマン(Antoine Griezmann)が得点を記録し、セルタ(Celta de Vigo)に2-0で勝利。今シーズンを3位で終えた。(c)AFP