【5月11日 AFP】国際サッカー連盟(FIFA)が10日、2026年サッカーW杯の開催地の選考を再開すると発表した。選考プロセスは、2018年のロシア大会(2018 World Cup)、2022年のカタール大会(2022 World Cup)の招致に関する汚職疑惑が発覚した昨年以来、凍結状態に陥っていた。

 選考過程は、スキャンダルに見舞われた理事会にかわって新設される「FIFA評議会」が監督する。FIFAは地に落ちた名声の回復を目指しており、FIFA評議会による選考再開は、ジャンニ・インファンティーノ(Gianni Infantino)新会長が就任した2月以降では、最も大きな決断の一つとなる。

 評議会は、メキシコ市(Mexico City)で2日間の会合を終え、開催地選考の再開を発表。同市では、12日から13日にかけてFIFAの総会が開催され、組織改革が議題に上る予定となっている。

 FIFAが発表した声明によれば、2026年大会の開催地は2020年5月、評議会ではなく総会による投票で決定されるという。(c)AFP