【4月22日 AFP】シリア北東部カミシリ(Qamishli)で3日間にわたり政権側部隊とクルド人部隊が交戦し、クルド側によると双方で計数十人が死亡した。シリア政府とクルド人勢力は22日、無期限の停戦で合意した。

 戦闘は20日、クルド人が多数を占めるカミシリの検問所で起きた小競り合いを発端に発生。カミシリがあるハサカ(Hasakeh)県はカミシリ空港や同市の一部などを政権側が支配しているが、それ以外の大半はクルド人勢力が掌握している。ただ、双方が衝突することはまれだった。

 クルド系治安組織の声明によると、カミシリの空港で行われた協議の結果、双方は無期限の停戦で合意した。永続的な解決策を探るため、協議を続けていくという。戦闘では一般市民に17人、クルド人戦闘員に10人、政府側に31人の死者が出たとしている。(c)AFP