【4月17日 AFP】南米チリの首都サンティアゴ(Santiago)で16日、豪雨による土砂崩れが発生した影響で、住民約300万人が断水に見舞われた。当局が明らかにした。水源の河川が土砂でせき止められたという。

 緊急対策当局は、人口700万人規模のサンティアゴに非常事態を宣言した。

 15日にアンデス(Andes)山脈の丘陵地帯で降り始めた豪雨により土砂崩れが発生し、崩れた大量の土砂が河川に流れ込んだ。サンティアゴ当局は緊急時における行動計画を発動し、非常用給水設備を45か所に設置、給水トラック60台余りを動員するなどした。

 雨は週末まで降り続く見通しだという。(c)AFP