【4月15日 AFP】中東のサウジアラビアとイエメンで1週間にわたって豪雨が続き、地元当局によると14日までに少なくとも42人が死亡した。

 イエメン当局によると、首都サヌア(Sanaa)北方のアムラン(Amran)州で10人が死亡、多数が行方不明となっているほか、サヌア北西のハッジャ(Hajjah)州で洪水のため住宅や道路が被害を受け、14人が死亡した。また、ハッジャ州の南に位置するアルマフウィート(Al-Mahwit)州ではダムが決壊し、農地の浸水被害や橋の崩落といった影響が出ているという。

 一方、隣国サウジアラビアのの民間防衛当局によれば、中部の首都リヤド(Riyadh)から西部のメッカ(Mecca)やメディナ(Medina)、南部のアルバハ(Al-Baha)やナジュラーン(Najran)、ジーザーン(Jazan)に及ぶ広域が豪雨に見舞われた。この1週間で死者は18人に達し、これまでに915人を救出したという。(c)AFP