【4月10日 AFP】15-16イタリア・セリエAは9日、第32節の試合が行われ、ユベントス(Juventus)は後半にポール・ポグバ(Paul Pogba)が決勝点を奪い、敵地でACミラン(AC Milan)に2-1で勝利。リーグ記録に並ぶ5連覇に前進した。

 前半18分にコーナーキックからミランのアレックス(Alex)に今季リーグ戦17失点目を喫したユベントスだったが、マリオ・マンジュキッチ(Mario Mandzukic)が同点ゴールを決めて前半を1-1で折り返すと、後半にはポグバが決勝点を挙げた。

 1935年にリーグ5連覇を達成しているユベントスは、最近22試合での戦績を21勝1分けとしており、10日にエラス・ベローナ(Hellas Verona)とホームで対戦する2位ナポリ(SSC Napoli)との勝ち点差を9に広げている。

 一方、現在6位のミランは2連敗となり、来季のヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2016-17)出場権獲得が厳しい状況になった。ヨーロッパリーグ出場圏内の5位フィオレンティーナ(Fiorentina)が10日の試合に勝利した場合、ミランと勝ち点差は10に広がる。

 ミランのシニシャ・ミハイロビッチ(Sinisa Mihajlovic)監督は、「少なくとも引き分けが妥当だったが、敗れてしまったので試合について話すのは困難だ」とコメント。「われわれは完璧ではなかったけれど、選手は戦う姿勢をみせていたのでおおむね満足している。今後も同じような姿勢であることを望むよ」

 ユベントスのマッシミリアーノ・アレグリ(Massimiliano Allegri)監督は、2014年にミランの指揮官を解任されているが、「私としてはリベンジの意識はない」と語っている。

「今でもミランとの関係は良好だが、ユベントスについて言わせてもらうと、われわれは勝つためにここへ来た」

「ミランは手ごわいと考えていた。優秀な選手を擁しているし、サン・シーロ・スタジアム(San Siro stadium)で勝つことは簡単ではない」

「彼らは良いプレーをしていた。われわれは立ち上がりが悪かった。ジジ(ジャンルイジ・ブッフォン(Gianluigi Buffon))がマリオ(・バロテッリ(Mario Barwauh Balotelli))のフリーキックをよく止めてくれた」

「後半にわれわれは試合をひっくり返した。しかし、これでタイトルが決定したわけではない」

(c)AFP/Justin DAVIS