【4月9日 AFP】サッカーブラジル代表のネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)が、所属するスペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)からリオデジャネイロ五輪の出場許可を得たものの、コパ・アメリカ・センテナリオ(Copa America Centenario USA 2016)は欠場するよう指示を受けたことが明らかになった。ブラジルメディアが8日、報じた。

 ブラジル代表のドゥンガ(Dunga)監督は、6月3日から26日にかけて行われるコパ・アメリカと、8月4日から20日の期間に開催されるリオ五輪の両大会で、ネイマールの起用を望んでいる。

 しかし、ブラジルサッカー連盟(CBF)に送られた書簡の中でバルセロナは、来季の国内シーズン開幕を前に、ネイマールは夏の間に適当な休養が必要であると示唆した。

 CBFは、AFPの取材に対しバルセロナ側からこういった要求を受けてはいないと応じたが、国内紙グロボスポルテ(Globoesporte)やスペインのスポーツ紙ムンド・デポルティーボ(Mundo Deportivo)はこの書簡を確認している。

 ムンド・デポルティーボ紙によると、ネイマールは、コパ・アメリカではグループリーグでプレーせずに決勝トーナメントのみに出場し、その後五輪に向かうという解決案を提案したという。

 国際サッカー連盟(FIFA)の規則では、クラブ側はコパ・アメリカの様なインターナショナルマッチカレンダーに含まれる大会では、選手を拘束しないことが求められている。しかしながら、五輪はFIFAのカレンダーには組み込まれていない。

 24歳のネイマールは、五輪のサッカー代表チームで23歳以上の選手3人が出場できるオーバーエージ枠で、ブラジル代表に選出される見込みとなっている。(c)AFP