【4月6日 AFP】ボクシング、IBF世界ヘビー級タイトルマッチを控えるアンソニー・ジョシュア(Anthony Joshua、英国)が5日、現WBA・WBO王者のタイソン・フューリー(Tyson Fury、英国)は、自身の「引き締まった体」をねたんでいると非難した。

 26歳のジョシュアは9日、ロンドン(London)でIBF世界ヘビー級王者チャールズ・マーティン(Charles Martin、米国)と対戦するが、このタイトルは、昨年12月に指名試合を拒否したフューリーからはく奪されたものである。

 フューリーは先週、ジョシュアを「能なし」と批判し、「これはボディービルの戦いではない」として、タイトルはマーティンが防衛すると予想している。

 これに対しジョシュアは、「やつらは俺の引き締まった体をねたんでいる。ただのねたみさ。もしやつらがお望みなら、俺がレッスンしてやってもいい。お望みなら一緒にトレーニングをしに来いよ」とやり返している。

「やつらにはスパーリングを申し込んだが、スパーリングはしたくないらしい。やつらは動きたくないんだ。だからそのままさ。だがこれが俺という人間だ。やつの体についてはノーコメントだ。これが俺だよ」

「嫉妬、ネガティブな意見が渦巻いているが、それは無視する。今は自分自身に集中している」

 2012年のロンドン五輪で金メダルを獲得したジョシュアは、プロ転向後、15戦連続でKO勝ちを飾っている。

 肉体的にはジョシュアに劣る27歳のフューリーだが、昨年11月には、ヘビー級で長く王者に君臨していたウラディミール・クリチコ(Wladimir Klitschko、ウクライナ)を下している。

 なお、フューリーとクリチコは、年内に再戦するものとみられている。(c)AFP